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Flli Vinaccia 1920年代カタログ

Flli Vinaccia 1920年代カタログの一部です。
マンドリンばかりではなくいろいろな楽器も作っていたのですね。
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楽器メンテナンス

冬場はいつも乾燥しお肌がカサカサです。
楽器も実は同じで一番割れが発生しやすい時期なんです。
楽器を大事にされ、意識されている方は調湿剤をケースに入れている方もみえますが、
ほとんどの方が何もしていないのが現状です。
では普段どのようなメンテナンスが必要なのでしょうか?
細かい調整(ブリッジ、駒、糸巻等)はプロの方にお任せするのが一番です。
自分たちでできる基本は清掃で、楽器演奏後の本体と弦の乾拭きです。
これをすると楽器の異常もすぐに気づくことができます。
楽器をよく使っていれば指板の乾燥対策は指の油でなんとかなります。
足りなければミネラルオイルが一番です。
本体(ボディだけで表面はしない)の汚れはW.E.HILL&SONSのVARNISH CLEANER等で落とします。
IMG_0995.jpg
指板の汚れはスティールウールか歯ブラシで落とします。
指板の保湿でよく使われるレモンオイル、オレンジオイルは年1回位であればいいのですが、あまり頻繁に使用するのはお勧めしません。
レモンオイルは含まれる酸が弦、フレットに影響します。
オレンジオイルの成分の1つD-リモネンはゴムやプラスティックを溶かす性質があります。ポジションマークやインレイが心配ですね。

楽器の異常が見つかったら早めにプロに相談することをお勧めいたします。


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カラーチェ、エンベルガー、ヴィナッチャ

右から カラーチェ クラシコA   エンベルガー 5bis    ヴィナッチャ ブレベッタート
v,c,e

3大オールドマンドリンのそれぞれのメーカーの最高峰マンドリンです。
ただそう言うには条件がありまして、装飾がたくさん入ったマンドリンのほうが芸術性、希少性が高いのは言うまでもありません。値段(価値)も高いでしょう。しかし日本ではソロ活動や合奏参加者が多く、実際に演奏楽器としての需要がほとんどです。マンドリン音楽が盛んな頃のイタリアでもマンドリン演奏家は装飾があまりない楽器を使っていました。

カラーチェのクラシコAはまだ生産され続けています。ただ材料は時代とともに変わらざるを得ません。ハカランダ―、べっ甲等使用できない現代ではメイプル材、人工べっ甲(ガラライト)に置き換えざるを得なくなりました。
エンベルガー、ヴィナッチャはもう新しいものは手に入りません。昔に製作され、戦争等時代の波をくぐりぬけた保存状態の良いものしか残っていません。

趣味で装飾性の高いマンドリンを集めている方をのぞいたら、上記3本がマンドリニスト憧れの楽器になるではないでしょうか?

(写真は青山忠-弦色浪漫11より)

tokun47

楽器の塗装

楽器に塗ってある塗装にはいくつかの種類があります。

1. ポリエステル塗装
2. ポリウレタン塗装
  この二つは合成塗料系で二液による反応で塗膜を構成します。ポリエステルは硬化が早く一度で厚い塗膜を形成します。
  したがって塗装コストが安く済みます。
  ポリウレタンはポリエステルに比べ硬化が遅く塗膜を薄くできます。
  楽器に使う場合その厚みは0.1~0.3mmほどです。  
  双方とも吹付で塗装を行います。

3. オイルフィニッシュ
  木材の油を刷り込んで染み込ませ、水分を遮断します。
  皮膜はほとんどありませんので水分の湿度の遮断に甘いのが難点です。

4. ラッカー(ニトロセルロース)
  ラッカー(合成材料)をシンナーで粘度を整えて吹き付けます。
  経年変化で光に反応しアメ色になっていきます。
  水分には強いのですが、ゴム系の素材、シンナー、アセトンに注意が必要です。

5. セラック(シェラック)
  自然系塗料でラックカイガラムシの分泌液を精製し、アルコールで溶かし、何度も塗り重ねる方法を取ります。
  塗膜が極めて薄く仕上げることができます。 塗膜の厚みは0.02mmほどです。
  衝撃、水分、熱、汗に対してはあまり強いとは言えません。
  この塗装は塗膜形成の為何百回と塗を重ねていきます。そのためにコストは一番高くなります。 

楽器の塗装はある程度塗膜で保護をし音響版の振動を妨げない極力薄いものがいいといわれています。
上記順番で下に下がるほど高級楽器に使われます。
ただ、どの楽器も演奏後の手入れと温湿度管理を怠ると塗装は劣化してしまいます。
演奏後に楽器をしまう前にクロスで拭いてやるといいですね。
弦もさびてしまわないよう一緒に拭きましょう

楽器のすべり止めにゴム、石油製品をお使いの方は注意が必要です。
長いことつけっぱなしは塗装に悪い影響が出る恐れがあります。
皮も彩色されたものは色が移る可能性がありますので楽器の色に合わせたものを使うことをお勧めします。

  
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GELAS-フランス

変わった楽器の紹介です。
GELAS(フランス)はLucian Gelasが考案した表面版が2重になったラウンドマンドリンです。
マンドリンの音はほとんど表面版から出ていますので音響を考えてのことと思います。
マリオネットの吉田剛士さんが愛用しているのがGELASですね。
ここに紹介します楽器は1926年製で未修理ですのでひび割れがありますが、フレット、ブリッジ等全てオリジナルです。

G-1G-2G-3G-5G-4G-7

見てみたい方、弾いてみたい方がいればお持ちします。


tokun47






プロフィール

アンサンブル木蔭

Author:アンサンブル木蔭
《前回の演奏会》
2018/09/30(
・第55回定期演奏会
 ウィルホール
※無事終演しました
55回定演チラシ

《今後の演奏会》
2019/09/29(
・第55回定期演奏会
 ウィルホール

《今後の練習》
毎週火曜19時~21時 南生涯
休日練習
10/14(

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